屋外にWi-Fi(ワイヤレス)で防犯カメラを設置する危険性
Wi-Fi(ワイファイ)でのワイヤレス防犯カメラ設置を依頼されるお客様が多いのですが、特別な場合を除きそのほとんどをお断りしています。
なぜお断りしているかというと、不具合が多いからです。
このページではWi-Fi防犯カメラの危険性、などをお伝えします。
自宅の屋外にWi-Fi(ワイヤレス)で防犯カメラを設置したい
自宅の屋外にWi-Fi(ワイヤレス)で防犯カメラを設置したいというお問合せが増えています。
弊社では、屋内であってもできる限り有線で防犯カメラ工事をしたほうが良いとご説明させていただくのですが、その危険性についてお電話ではなかなかご理解してもらえないので、ここでご説明させていただければと思います。
Wi-Fiやワイヤレス信号で防犯カメラを施工したい理由
お客様からいただく、ご相談の内容はそれぞれ違いますがいわゆる無線での防犯カメラ設置を希望される方の理由は以下のような感じです。
- 自宅の壁に穴を空けたくない
- 配線や配管がみっともない
- 工事費用が掛かる
- ただなんとなく
中でも自宅の壁に穴を開けないようにしたい、配管を付けたくない等建物の美観を保ちたいという理由でWi-Fiの防犯カメラを検討される方は多いです。
このご要望に対し、まずお答えできるのは以下の通りです。
- 電源工事をしなくてはならずどちらにせよ配線・配管が必要
- 工事費用は変わらない(メンテ費用が逆に高くなる傾向)
防犯カメラの使用にあたり、どちらにせよ電源は必要です。
配線・配管工事はこの電源の確保にあたり行われるので、Wi-Fiの防犯カメラなら建物の見た目に関わらないかというと、そうとは限りません。
このようにWi-Fiを使うメリットが使わないメリットよりはるかに小さいのです。
それでもWi-Fi仕様のワイヤレス防犯カメラを使ったほうがいい場合もありますがそれについては後述します。
ワイヤレス・Wi-Fiの防犯カメラを辞めたほうがいい3つの理由
お客様のご意見はこのような感じで、ワイヤレスを所望されるお客様のお気持ちは痛いほど理解できます。
それではなぜ、ワイヤレスの防犯カメラを極力販売しないかをご説明させていただきます。
Wi-Fiジャマ―という装置の存在
秋葉原などで簡単に買えるジャミング装置(電波妨害装置)というものがあります。
1万円~5万円程度で販売されています。
例えば、企業の研究所や試験のカンニング防止などに使われているのですが、当然Wi-Fiの防犯カメラもこの影響を受けます。
狡猾な泥棒は、このジャマ―を使い、半径2、30mの一帯を携帯もWi-Fiもブルートゥースも使えなくした状態で犯行に及びます。
もちろん違法です。
当然防犯カメラには映像は一切残っていません。
電源配管・配線はどちらにせよ必要
ワイヤレスになると、カメラだけ設置して配線が露出しないとお考えの方もいらっしゃいますが、電源がカメラのそばにない限り、AC100Vの太い配線を配管して施工しなくてはなりません。
屋外にコンセントがない場合は、結局壁に穴を開けなくてはならず、結局見た目はそんなに変わりません。
故障の原因特定が難しい
詳しい方は問題ありませんが、Wi-Fiの防犯カメラの場合、カメラとレコーダーの間にルーターが介在するので、壊れたときに壊れた場所がわかりにくくなります。
ネットショップなどで販売されている格安のワイヤレスカメラの場合は、さらに原因の切り分けが難しく、私達でも手に負えない時があります。
レンタル防犯カメラならカメラ手配から工事までまるっとおまかせ
屋外に防犯カメラを設置する場合、屋内での設置に比べ設置環境の気候や環境等、考慮する必要のあることが多くなります。
例えば、海が近い場合は塩害に考慮したカメラ選びをしたり、電力の通っていない場合は電気工事の手配をする・電気工事の必要のないカメラを施工する等環境に応じた工事を行う必要があります。
トリニティーでは防犯カメラのレンタルを承っており、個人のお客様なら月額4,840円(税別)からご利用いただくことが可能です。(※初期費用別途)
防犯カメラを設置する場合、侵入される恐れのある経路や必要な台数など、多くのことを考慮した上で設置をすることが大切です。
防犯カメラのエキスパートが、皆様のお困りをしっかりサポートさせて頂きます。
防犯カメラ・監視カメラをご検討の際はまずはお気軽にお問い合わせください。
経験豊富なスタッフがまず無料の防犯診断に伺い、最善のご提案をさせて頂きます。
電気がなく、インターネット環境も無い場合はソーラー防犯カメラがお勧め
「屋外で防犯カメラをつけたいけど、電気が届かない・・・」
「インターネットもWi-Fiもないし、手続きも面倒」
とお悩みの方におすすめなのが、電気工事不要、インターネット不要のソーラー防犯カメラです。
太陽光からエネルギーを供給し、本体に蓄電してくれるので、電力がない場所でも防犯カメラを使うことが出来ます。
もちろん、暗い場所での撮影もばっちり。
カメラ本体にSIMカードが内蔵されていて、ネット環境がなくてもお手持ちのスマートフォンから簡単に防犯カメラの映像を見ることが出来ます。
電気工事を行うとなると手間と時間がかかってしまいます。
屋外で防犯カメラをご検討の方は、是非ソーラー防犯カメラもご検討ください。
「電気はあるけど工事不要の防犯カメラが良い!」というの方へ
屋外の防犯カメラ設置でなるべく安く防犯カメラを使いたい場合、工事不要の屋外対応防犯カメラのお取り扱いもあります。
SIM搭載のため、インターネットやWi-Fi環境がなくても屋外の防犯カメラ映像をスマートフォンやパソコンで確認できます。
初期費用0円、機器代金0円、月額2,490円~のご利用頂きやすい料金で、公園や駐車場、ビニールハウスなど様々な場所で活用可能。
お気軽にご相談ください。
wi-Fiの防犯カメラを推奨するケース
公道を挟んだ反対側にカメラを設置したい時
公道を挟んだ反対側に母屋がある、といった場合は物理的に配線できません。
河川を挟む場合も同様です。母屋にいる祖母の様子を見たい、といった場合にはWi-Fi仕様に組み立てた防犯カメラを使います。
ただしこの場合、両方で電源が取れないと設置は難しく、ソーラーパネルで電源を供給できないかというお話もいただくのですが、カメラの消費電力が高いため実現しません。
大きな工場などで距離が500m以上で見通しがある時(大容量無線LANアンテナ)
手のひらサイズのアンテナを送信側と受信側に向かい合わせて1kmほどWi-Fiを飛ばす装置があります。
録画を送信側で行ったうえで信号を転送させるのでWi-Fiジャマ―などで妨害されても録画は残ります。
大きな工場の離れた駐車場などはこういった装置を使って通信することがあります。
スマホで見る防犯カメラとWi-Fi防犯カメラ
Wi-Fiに対応した防犯カメラとスマホで見るカメラは全く別物ですので注意が必要です。
Wi-Fi対応防犯カメラは、無線ルーターとの接続を行うカメラです。
スマホで見る機能は別物です。
それでも自宅にワイヤレスのWi-Fi防犯カメラを設置したい場合
弊社では、Wi-Fiやワイヤレスの場合、企業にリースで納めているような業務用のシステムしか取り扱っておりません。
格安のものを取扱っていないので、Amazonなどで購入し、電気屋さんではなく、パソコンショップのような機械を販売している会社に工事の相談するのがおすすめです。
録画に関してはSDカード式のタイプもあるかと思います。
インターネットの知識を持っている方に相談してみてください。
また、映画の中に出てくるスパイが持っているような小型の道具はあまりない(電池が短期間しか持たないので防犯として利用できない)と考えたほうが良いでしょう。
有線での防犯カメラ設置工事風景動画
実際に有線式の防犯カメラを設置するタイミングで動画撮影に協力していただきました。ありがとうございました。
どちらにしろ電源工事をしなくてはいけないので、配線できる場所は有線式防犯カメラによる工事を推奨します。
こちらはお寺の防犯カメラ有線配線工事です。↓↓↓
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弊社は防犯カメラ設置工事の専門店です。Wi-Fiを使った防犯カメラ工事はほとんどやっておりませんが、屋外で配線が難しい場合はぜひお気軽にご相談ください。