防犯カメラの設置場所・取付位置ランキング
プロでも迷う防犯カメラの設置場所・取付位置
私たちが普段、お客様と防犯カメラの設置場所・取付位置を決めるとき、【この位置には絶対にカメラが必要】という場所と、お客様が【この位置につけたい】という場所、プロとして【この位置につけたほうが良い場所】、この3つに分かれます。当然、防犯カメラを設置したことにより、お客様に安心していただかないといけないので【お客様がここにつけたい】という位置にはカメラを優先的に設置します。
ただ、いくらでも防犯カメラを取付る予算がある場合は少なく、設置場所に優先順位をつけなくてはならないこともしばしばあります。
そこで、気になるのは、ほかの人はどの位置に設置しているのか、ということ。
ここでは、弊社がお客様に防犯カメラを取付けさせていただくとき、優先的に取付るおすすめの【位置】をランキング形式で発表いたします。
マンション・アパートの防犯カメラ取付位置ランキング
マンション・アパートなどの集合住宅は、まず住人が安心して暮らせることが大前提となり防犯カメラの取付位置決めの相談が始まります。
安心できる場所と安全な場所の考え方に差がありますが、たくさんの住人の方がもっとも納得できる設置位置を割り出す必要があります。
マンション・アパートでの防犯カメラ取付場所1位 エントランス
どんなマンション・アパートでも必ず設置するのが正面出入り口、いわゆるエントランスです。
住民の方の生活環境を見守り、「あんしん感」を得られるもっとも心理的効果の高い場所でもあります。
マンション・アパートでの防犯カメラ取付場所2位 駐車場
家の中に置けない、もっとも資産価値の高いものが「車」です。車上荒らしや車両盗難の抑止といざという時の証拠撮影として防犯カメラを設置します。
マンション・アパートでの防犯カメラ取付場所3位 エレベーターホール・1階階段登り口
女性は閉ざされたエレベーターの中で不安を感じます。
エレベーター内部に防犯カメラを取付ると高額になるので、全員が通過する1階エレベーターの外にカメラを取付けることが多いですね。
マンション・アパートでの防犯カメラ取付場所4位 ゴミ捨て場
ゴミ捨て場のトラブルは非常に多いですね。外部から持ち込まれるケースもあり、その処分費用をマンション管理費やオーナーが自腹を切るケースがあり、皆さん腹を立てていらっしゃいます。マンションのルールを守らずゴミを出して猫やカラスの被害を受けることも。ゴミ捨て場の環境を守るため最適な位置にカメラを取付けます。
マンション・アパートでの防犯カメラ取付場所5位 駐輪場
マンションの駐輪場はもっとも泥棒の被害が多い場所といっても過言ではないでしょう。
自転車本体だけでなく、サドルやハンドルの盗難、自転車の不法駐輪、乗り捨てなども多く困っているオーナも多いです。
一軒家(戸建て住宅)の防犯カメラ取付位置ランキング
奥様から防犯カメラを設置したいと依頼があった場合と、ご主人様から防犯カメラを設置したいと依頼があった場合で若干設置位置が変わりますね。
財産を守りたいというのが男性で、不安や怖さを解消したいというのが女性的な設置位置となります。
一軒家(戸建て住宅)の防犯カメラ取付場所1位 玄関
ピッキング対策以外にも、押し売りやイタズラ(ピンポンダッシュ・不法投棄・落書き等)対策になります。
この位置には、どのご家庭も第一優先で防犯カメラを取付けます。
一軒家(戸建て住宅)の防犯カメラ取付場所2位 駐車場・駐輪場
一軒家では駐車場と駐輪場が併設されている場合が多いですね。最近ではネットで気軽に盗品を転売できるようになったせいで、タイヤ、自転車、子供の遊具など玄関先に置いてあるものが盗まれる被害が増えています。
一軒家(戸建て住宅)の防犯カメラ取付場所3位 庭・一階吐き出し窓側
お庭やお庭につながる吐き出し窓側に防犯カメラを設置することは非常に多く、泥棒の侵入ルートでもあります。
表通りからよく見える位置に取り付けることにより、抑止効果も高まります。
一軒家(戸建て住宅)の防犯カメラ取付場所4位 勝手口
家と家に挟まれた勝手口は表である公道側から見て死角になり、泥棒の侵入経路になりやすい場所です。
死角となる位置に防犯カメラを良く見えるように取付ます。
店舗・飲食店の防犯カメラ取付位置ランキング
来店型店舗の場合、守るものは決まります。【お金】と【在庫】です。
さらに、労働管理や売り場(ホール)全体をスタッフが確認するために防犯カメラを設置することも少なくないです。
店舗・飲食店の防犯カメラ取付場所1位 レジ
今では、レジの真上にくる位置に高画質防犯カメラを設置し、お金のやり取りをすべて記録することは珍しくなくなりました。従業員によるレジからの横領もしっかり記録します。
店舗・飲食店の防犯カメラ取付場所2位 出入り口
出入り口でしっかりと顔を撮影することで、トラブルを起こしたお客様の顔を後からしっかりと確認することができます。暴れるお客様や不審な動きをするお客様をスタッフに周知することで売り場でのトラブルを事前に回避することができます。
店舗・飲食店の防犯カメラ取付場所3位 バックヤード・ストックヤード
商品ロスがどこで出ているかをしっかりと判断するためにも在庫置き場などはしっかりと録画しておきたいですね。それこそがまじめに働いてくれている社員を疑わずに済む近道です。
店舗・飲食店の防犯カメラ取付場所4位 売り場・ホール
バックヤードで売り場やホールの様子をしっかりと確認でき、少人数での営業を助けます。広い売り場ではスタッフがどこにいるのか。
店舗・飲食店の防犯カメラ取付場所5位 トイレ前
トイレに商品を持ち込む人が増えています。当然トイレの中にカメラを設置することはできませんのでトイレ前に設置ということになります。
工場・倉庫の防犯カメラ取付位置ランキング
工場は原料が入ってきてから商品ができ上がり、出荷されるまでの各工程をまんべんなく記録する会社が多いです。また、スタッフ管理・安全管理がカメラによってなされている場合が多いのも特徴です。
工場・倉庫の防犯カメラ取付場所1位 出荷場
出荷場は、運送会社など他社の人間が入ってきて作業します。ですのでトラブルも多く一番記録しておきたい場所となります。この位置には、優先して取り付けを行います。
工場・倉庫の防犯カメラ取付場所2位 製造工程・在庫置き場
製造工程や在庫置き場、業務の核となる部分を見守ります。安全対策やカイゼンに防犯カメラが使われることもしばしばあります。
工場・倉庫の防犯カメラ取付場所3位 工場倉庫出入り口
非常に大きなトラックが出入りする場所では、視認性が悪くなりがちです。位置によっては泥棒対策と安全対策を同時に行える場所です。
工場・倉庫の防犯カメラ取付場所4位 ロッカー室
工場では従業員の財布からお金が盗まれるという状況を今まで何度も見てきました。
女子更衣室では設置は難しいですが男子更衣室には、非常にたくさんのカメラを設置してきました。
工場・倉庫の防犯カメラ取付場所5位 事務所
唯一お金や個人情報が管理されている場所が事務所です。
また、事務所にもカメラを設置することで、すべての従業員が同じ環境で働いているということが重要と仰る経営者の方も少なくないです。
お寺・神社の防犯カメラ取付位置ランキング
工場は原料が入ってきてから商品ができ上がり、出荷されるまでの各工程をまんべんなく記録する会社が多いです。また、スタッフ管理・安全管理がカメラによってなされている場合が多いのも特徴です。
お寺・神社の防犯カメラ取付場所1位 賽銭箱
最も多いのは、賽銭箱上にカメラを設置し賽銭泥棒を撮影することです。賽銭泥棒は同じ犯罪者が繰り返し犯行を行うことが多いので防犯カメラを設置すると、高い確率でなくなります。
お寺・神社の防犯カメラ取付場所2位 境内
境内には、その性格上、不特定多数の方がいつでも出入りできる状態にあります。若者のたむろからホームレスの住み着きなどを防ぎます。また、放火なども防犯カメラで予防します。
お寺・神社の防犯カメラ取付場所3位 庫裏・社務所
人が住むことになる庫裏や社務所にも防犯カメラをよく設置します。庫裏のインターホン上などに設置することにより、和尚さんや神主さんが外出中に誰が訪問してきたかなどがわかるようになり、便利です。
防犯カメラ設置場所のポイント
まず、防犯カメラ設置の目的はユーザーの不安を解決することにあります。
ですので、お客様が希望される場所に設置するのが不安解消には一番効果的です。その上で、設置場所ポイントを挙げていきます。
道路からよく見える場所に最低一台は設置する
泥棒は侵入前に必ず下見するといわれています。
通りからよく見える場所にカメラを設置することで抑止効果を高めます。
最も効果的なのは通り沿いにポールを建て、そこに防犯カメラを設置することです。
侵入可能経路に対して奥から手前を撮影する
侵入可能経路の手前から奥に設置するとカメラの画角に侵入者が撮影される前に後ろ側から壊されてしまう可能性があります。
公道が画角に入る可能性が高くなりますが、法的には問題ありません。
他人の敷地が画角に入る場合は、問題が起きる場合がありますが弊社で数万台の防犯カメラを販売して一度も大きなトラブルになったことはありません。
お客様がシビアに考えている場合は対策が必要かもしれません。
防犯カメラの高さについて
一般的には1階と2階の間の高さに設置することが多いのですが、3m~3.5m、高くても4m以下に抑えるように設置すると良いかと思います。
ポールを建てるときも4mの高さのポールを立てて上から50㎝ほどの高さに設置することが多いですね。
高ければ高いほど被写体は広くなりますが、対象の不審者を見下ろす形になり、頭しか映らないといった可能性も出てきます。
また、低い位置だと壊されるのではないか?と不安になるお客様もいますが、バスケットゴールの高さが3m5㎝ですので、3mを超えていればほぼ触ることはできできません。
防犯カメラの向き・方角について
たまにあることですが、西に向けたカメラが夕方の時間帯、(西日)で逆光になり何も映らないという現象が起きます。
対策としては、「空を映さない」というのがセオリーです。
画角がうまく取れない場合は少し高めに設置して角度をつけるということも可能です。
東向きにつけたカメラの(朝日)も同様です。
ダミーカメラがついている場合
ダミーカメラはプロの泥棒にはすぐ見破られます。
ネットで売っているようなダミーカメラは逆効果です。
結論 防犯カメラ位置は、お客様が安心できる位置が重要
このようにランキングにしても、やはりお客様によって優先する取付位置は様々です。要は、起きているトラブルがお客様によって違うということです。
私たちは、プロの立場から【どこに防犯カメラを設置したらより有効か】というアドバイスをさせていただきますが、何に不安を抱えているのかはユーザーによって違いますので、よろしければ、その不安の内容をお伝えください。
ユーザーのあんしんがもっとも大きくなる設置方法を最終的には採択させていただきます。
取付位置のセオリー
取付位置にはセオリーがあります。基本的には、敷地の奥にカメラを取付け敷地の手前を撮影するように配置しますが、場所によっては【クロス位置】【ラウンド位置】【正面位置】に配置する場合もあります。
カメラを取付けることができる建物やポールなどによっても影響を受けますが、何を守りたいかによって位置は大きく変わります。
クロス位置で取り付ける場合、駐車場や倉庫などが多く、比較的配線距離も短くなります。ラウンド位置の場合は、建物にどこからでも近づけるような立地の場合です。それぞれの防犯カメラの死角側を補う設置方法です。正面位置にカメラを取付ける場合は高価なもの、大事なものを守りたいとき。これらのフォーメーションは、予算にも大きく影響を与えます。
クロス位置 | 駐車場・店舗の正面入り口・工場のライン監視など |
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ラウンド位置 | 戸建て住宅・資材置き場など |
正面位置 | 高価な自動車・美術館・レジなど |
施工にかかる費用と密接な関係があります。
場所によってはポール設置なども必要になりますが、実際には現場の状況で様々な施工方法を選択でき、その選択肢の幅が、そのままお見積もりの幅になります。
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