泥棒の下見?泥棒のマーキングとは?不審な訪問者に注意
東京、神奈川、埼玉、千葉など関東地方で強盗事件が相次ぎ、自宅の防犯対策を見直す方が増えています。
防犯カメラセンターでも、家庭用防犯カメラの設置や窓からの侵入を防止する防犯フィルムの施工についてのご相談をいただくことが多く、現地へお伺いした上で、状況に合わせた防犯対策をご提案しています。
泥棒は犯行に及ぶ前に下見をするといわれています。最近はインターネットの通信業者やリフォーム業者など、
業者を装う不審者が自宅に入れるよう要求してくるという事案が相次ぎ、警察が注意を呼びかけています。
このページでは、個人宅を狙う泥棒・強盗の下見によるマーキングや、被害に遭わないための防犯対策について解説します。
関東で相次ぐ強盗事件について
2024年8月以降、主に東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で強盗事件が相次ぎ、10月31日までに16件発生し、
個人宅や店舗が多く狙われている状況です。
参考:NHK「1都3県 一連の強盗事件10月末まで16件 13件で34人逮捕」
この事件により、「闇バイト」と呼ばれる犯罪の実行役の募集がSNSで行われていることが明らかになり、
警察が注意喚起やサイバーパトロールを行うなどの対応を続けています。
泥棒・強盗は犯行前に下見をする
昔から泥棒は犯行前に、侵入する建物の下見をするとされています。今回の連続強盗事件も例外ではなく、最近では通信業者やリフォーム業者を名乗る不審な人物が個人宅を訪れるという事案が複数発生しており、犯行グループが闇バイトを募集して、下見役を担わせているのではないかと見られています。
泥棒は下見で何を見るのか?
泥棒が下見で注視するのは、犯行のしやすさと逃げやすさです。防犯意識の低い家は捕まるリスクが低く、泥棒にとって行動がしやすい環境と言えます。下見で確認する項目は大きく分けて、周辺環境と対象の建物の状況です。
警察の調査によると、周辺環境で最も注目されているのは「人通りや人目が少ないかどうか」、建物の状況で注視されているのは「留守かどうか」という点のようです。そのため、泥棒が下見を行う段階で犯行が難しく、また捕まるリスクが高い建物だと認識させ、犯行を諦めさせることが非常に大切です。
自宅に防犯設備を設置することはもちろん、周辺環境の防犯強化も非常に重要となります。そのため、自治会・自治体の方々からも地域の防犯対策を強化するための街頭防犯カメラの設置に関するご相談いただくケースも増えています。
自宅を下見されたかも?泥棒の「マーキング」とは
泥棒が下見をすると、その家に印をつけてマーキングを行うとされています。
個人宅の場合、ポストやインターホン、窓など、下見の時点で近づきやすい場所に印がつけられている傾向にあります。
泥棒が印をつけるマーキングには、いくつかの種類があります。
記号
〇△×など簡単な記号でマーキングされる場合があります。
この場合、以下のような意味で使われていることが多いです。
記号 | 意味 |
---|---|
◯ | 侵入できる |
△ | 侵入できる可能性がある |
✕ | 侵入できない |
英数字
下見をした家の住人の特徴や留守にしている時間を、英数字で表現している場合があります。
この場合、以下のような意味で使われていることが多いです。
目印 | 意味 |
---|---|
M | 男性 |
W | 女性 |
S | 一人暮らし |
F | ファミリー |
ル・R | 留守 |
10-19(ル) | 10時から19時まで留守 |
W10-19(ル) | 平日の10時から19時まで留守 |
SS | 土日休み |
シール
色付きのシールがマーキングに使用されることもあります。
この場合、以下のような意味で使われていることが多いです。
色 | 意味 |
---|---|
赤 | 侵入できる |
黄 | 侵入できる可能性がある |
黒 | 侵入できない |
泥棒の手口は年々変わりつつあります。上記以外のマークがある可能性も十分にあり得るため、ポストやインターホンなどを日頃から確認し、不審なマークや印がつけられていないかチェックするようにしましょう。
これらのマークは泥棒や強盗だけでなく、訪問販売業者がつけていく場合もあるようですが、いずれにしても泥棒に住人の情報を伝えてしまう要因になる可能性があるため、注意が必要です。
これってマーキング?下見されたかもと思ったら
自宅に不審なマークが書かれていたり、覚えのないシールが貼られていた場合、まずは証拠として写真を撮っておきましょう。万が一、近所でトラブルが発生した際に警察に証拠として提示できます。
写真を撮った後はマーキングを消しておきましょう。マーキングされたままにしておくと、泥棒や強盗に狙われる可能性があります。その後、警察に相談すると良いでしょう。
泥棒被害に遭っていなくても、他人の住宅にマーキングをすること自体が犯罪行為であるため、それがマーキングだと判断された場合、警察が対応してくれる可能性があります。
自宅の防犯対策は何が効果的か
犯罪被害を防止する4原則というものをご存じでしょうか。
これは、犯罪者に犯行そのものを諦めさせる要素をさし、「時間」「光」「音」「目」の4つがあります。
時間
犯罪者は、捕まらないために犯行に時間がかかることを避けようとします。時間がかかればかかるほど、周囲に見つかり、警察が来る可能性が高くなるからです。個人宅を狙う泥棒の多くは窓からの侵入を試みるとされていますが、防犯フィルムを貼っておくと犯行に時間がかかり、犯行を諦めさせることができます。
泥棒の多くが侵入に5分以上かかると侵入を諦めるという調査結果が出ており、防犯フィルムは非常に効果的な防犯対策の一つとされ、弊社でも防犯フィルム施工のご相談が増えています。
光
明るい場所は周囲の目につきやすく、また特定されるリスクがあるため、光の当たらない暗い場所は泥棒に侵入されるリスクが高い傾向にあります。人を感知し点灯するセンサーライトは、住宅の敷地に人が近づいたことを周囲に知らせることができ、個人のお客様からも人気がある防犯設備の一つです。弊社では主に防犯カメラと一緒にセンサーライトをご要望いただくことが多いです。
音
警報機や防犯ブザーは、音で周囲に異常を伝えることができます。建物の防犯設備として警報機が使われることも多いですが、持ち歩ける防犯対策として護身のために防犯ブザーを持ち歩く方も多くいます。
目
防犯カメラは防犯対策において、「監視の目があることを認識させて犯罪行為を抑止する」「常時録画して状況を記録する」という2つの役割を持ちます。泥棒にしろ強盗にしろ、捕まるリスクが高い場所には立ち入りたくないのが自然な心理でしょう。防犯カメラがあれば、防犯意識の高い家だと思わせ、万が一泥棒に侵入された場合も、防犯カメラの録画映像から犯行の証拠を掴むことができます。
さらに、「防犯カメラ作動中」のステッカーがあれば、カメラの存在をわかりやすく周知することができ、防犯効果の向上も期待できるため、防犯カメラの設置は防犯対策に非常におすすめです。
また、AIが人の侵入を検知するAI防犯カメラであれば、不審者の侵入を住人のスマホへ通知し、侵入者の存在を知らせる役割も担います。
防犯カメラセンターでは防犯カメラを初期費用0円、月額料金のみでご利用いただける防犯カメラレンタルサービスが人気です
AI防犯カメラで泥棒の下見もチェック
弊社がおすすめするトリニティー人検知システムは、AI防犯カメラが人の存在を検知し、スマホに通知を送ります。
防犯カメラの映像をこまめに見なくても、スマホに現場の写真付きの通知が届くため、自宅の敷地内に人が来たことをスマホで確認できます。
また、留守中に泥棒が下見に来て不審者が自宅のポストやインターホン付近でマークを残していた場合でも、遠隔でスマホから状況を確認でき、状況応じて即座に警察へ通報し、被害を防ぐことが可能です。
自宅の防犯対策は防犯カメラセンターへ
防犯カメラセンターは関東、中部、関西を中心としたエリアで防犯カメラの設置や防犯フィルムの施工など、皆様の安全を守るためのセキュリティサービスを幅広く提供しています。
防犯カメラのご利用方法はレンタル(サブスク)、リース、一括買取からお選びいただけます。特に初期費用がかからないレンタルプランは、「急に防犯カメラが必要になった」「警察に防犯カメラの設置を勧められたので早く設置したい」というお急ぎのお客様にもおすすめです。
※個人のお客様の場合は、レンタルまたは一括買取のいずれかとなります。
防犯カメラの専門業者として、お客様のお悩みや環境に合わせた設置場所や機器をご提案し、機器の提供から設置工事、修理まで、すべてプロにお任せいただけます。
現地調査やお見積りは無料で行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。