防犯カメラの死角で、何が起きているのか知っていますか?
その防犯カメラ、活用できていますか?
レジ袋の有料化やマスク着用が必須になった昨今、万引きの件数は減少傾向にあるものの、スーパーマーケットやコンビニエンストアなどでの万引きは年々増加していく傾向にあります。警視庁の「万引きに関する調査研究報告書」によると、万引きが行われやすい業種はスーパーマーケットが46%、コンビニエンストアが20%となり、この2つの業種だけで全体の約7割を占めていることがわかります。
あなたが経営しているお店では、万引き対策がしっかりと出来ているでしょうか?
あなたのお店は大丈夫?
変化した生活様式で、犯罪にも変化あり
少ない年金での苦しい生活や、配偶者の死別後の孤独といった背景から万引きに手を出してしまう高齢者が増えているようです。高齢者は食料品や日用品雑貨など、比較的単価が低いものを盗むケースが多いです。
一方で、若年層は化粧品や医薬品、書籍など単価が高いものを盗むケースが多いです。メルカリなどのフリマアプリの普及や、キャッシュレス化が進んで金銭感覚が狂ってしまったことが背景として挙げられます。
レジ袋有料化を定めた法改正は、お客さんが店内にエコバッグなどの大きなバッグを持ったまま入ることへのハードルを低くしてしまいました。お店側の万引き対策として導入しているシステムに、防犯カメラと回答した経営者は77.6%でした。ほとんどが防犯カメラを利用していることが明らかとなりました。
しかし、防犯カメラを設置しているにも関わらずこれほど多くの万引き被害が出ているのはどうしてなのか考えたことはありますか?防犯カメラを正しく活用出来ていないからではないでしょうか?
よくある犯行手口
死角まで商品を運んでカバンなどに入れる
犯罪者は、防犯カメラの死角になっていそうな場所を探して、そこで商品をバッグに詰めたりします。その行為がカメラに撮影されていない方がいいからです。
大きな商品などは精算していなくても堂々と店外に持ち出す
トイレットペーパーや家電製品など、衣服のポケットやバッグに入らないような大型の商品をそのまま店外へ持ち出す、という手口もあります。レジを通していなくても、さも精算したものであるかのように堂々と持ち出していくようです。
フィッティングルームやトイレなど、プライバシー保護のために防犯カメラが設置できないところでカバンに商品を入れる
アパレルショップのフィッティングルームや、お客様用のトイレへ商品を持ち込んで商品を盗む、という手口もあります。このような場所は、法律では正確に定められていないものの、プライバシー保護のために防犯カメラの設置を避けるオーナー様が多い傾向にあります。
複数人で協力して商品を盗む
複数人でチームを組んで、店員の気を逸らしている隙に別のメンバーが商品を盗むという手口です。中高生などの若い人や外国人集団に多く見られるケースです。
あなたのお店にも当てはまる?万引き犯に狙われやすい店舗の特徴
店内に防犯カメラの死角が多い
先ほども書きましたが、防犯カメラの死角が多いと商品を盗むチャンスを犯罪者に与えてしまっているようなものです。証拠映像として残すことが出来ないので警察も捜査しようがありません。証拠映像があると、状況によっては後日逮捕に繋げることとなったケースがあるので、犯行現場をはっきりとした映像で確認出来るようなシステムを整えておきましょう。
防犯カメラが設置されていない
防犯カメラを設置するだけで、犯罪抑制効果があったというデータは日本だけでなく世界各国にあります。単純に防犯カメラを設置するだけでなく、「防犯カメラ設置店舗」や「防犯カメラ起動中」などと謳っているステッカーや貼り紙を、目につく場所に貼っておくと更に効果的でしょう。
店員さんが挨拶しない
警視庁の「万引き被疑者等に関する実態調査(平成27年度調査)分析報告書」によると、犯罪者が万引きを諦めるきっかけは「店員の声掛け」が約70%であり、最も有効であることがわかっています。この調査では他のきっかけとして「警備が厳重だった」や「諦めない」という回答もありましたが、店員さんの声掛けというのはかなり有効であるようです。
警視庁:「万引き被疑者等に関する実態調査(平成27年度調査)分析報告書」
従業員の数が少ない、従業員が忙しそうにしている
従業員が少ないほど監視する目も減るので、犯行に及びやすくなります。また、土日祝の昼間などお客さんが多くて従業員が忙しそうにしている場合も、監視の目が減ってしまいます。
とはいえ、監視のためだけに従業員数を増やすのは人件費がかさんでしまいますので、防犯カメラなどのシステムをご活用ください。
防犯カメラの死角で起こる犯罪
防犯カメラは死角が無いように設置する必要があります。犯罪者は防犯カメラの死角になりそうな場所を探して犯行に及ぶことが多いからです。
万引きや事故が起こった時に、その瞬間をカメラが捉えていたらそれは証拠映像となるので意味があります。防犯カメラを設置していても、死角で起きた事件だから証拠映像が無い、となると警察も取り扱ってくれないことが多いです。犯人の顔や犯行の様子がはっきりと写っていないと重大な犯罪でない限り、犯人特定のための捜査が難しいからです。
そうならないためにも、防犯カメラを死角ができないように設置しましょう。
他にもこんな迷惑行為に困っていませんか?
カゴパク
レジ袋有料化が一般的になったことで、レジ精算後用の店内専用かごを、そのまま自宅へ持ち帰ってしまう行為のことを「かごパク」というそうです。かごの値段は1つ約200~500円なので、かごパクの被害も積み重なれば相当な赤字になってしまいます。かごパクの常習犯を特定すれば、店外で注意して再発防止することが出来るでしょう。
値引きシールの張替え
賞味期限や消費期限が迫っている商品や在庫一掃のために値引きシールを貼って早く売ってしまいたい商品。このような商品から値引きシールだけを剝がして自分の欲しい商品に値引きシールを貼り、正規の価格よりも安く購入する、という迷惑行為もあります。この行為は、お店側を騙して商品を購入するので詐欺罪に該当します。立派な犯罪行為です。
また、この「シール貼替」には2種類あり、現地で調達するタイプと予め準備してくるタイプがあります。現地で調達するタイプは、人目につかないように値引きシールを剥がして、値引きされていない商品に貼るので防犯カメラで捉えやすいです。しかし、予め準備してくるタイプは、人目につかないように自分の欲しい商品に持ってきた値引きシールを貼ります。そのため、犯行が一瞬で終わるので防犯カメラで捉えにくいです。行為を現認しなければ検挙できないので、後者の方が厄介です。
店員への暴言や暴力
新型コロナウイルスの影響は私たちの消費行動にも現れます。物価上昇やマスク、ティッシュペーパーなどの特定商品が品薄になってしまうことがあります。そのような場合に品切れであることを怒鳴られたり、個数制限のある商品を制限以上に買っていこうとするお客様もいます。また、レジに感染予防として設置されているビニールのシートやその他感染症対策のシステムに対して、文句を言ってくるお客様もいます。酷いケースには、従業員を殴る、蹴る、叩くなどの暴力をはたらく人もいます。
内引き
従業員やお店に出入りする業者が金銭や商品を盗むこともあり、これを「内引き」と言います。棚卸しの際に下した商品を報告せずに持ち帰る、従業員同士で協力してレジ未精算のまま会計をする、バックヤードの在庫を盗む、食料品を盗み食いする、レジの金銭を横領するなどがあります。これも積み重なればお店にとって大きな損失になります。
セルフレジでの不正会計
セルフレジが導入されたことを悪用する人が増えていることをご存知ですか?セルフレジは確かに人件費削減にはなるというメリットがありますが、導入後に店舗の損失額が3割増しになった店舗もあるようです。バーコード部分を手で隠してレジを通したふりをしたり、野菜やパン屋さんの商品といったバーコードのついていない商品の購入個数を誤魔化したりする、といった手口があります。
防犯カメラの死角を少なくするには?
死角が少ない防犯カメラはあるの?
防犯カメラは天井付近の高い部分に設置されることが多いですが、この設置方法では必ず死角が生じてしまいます。このような死角部分を映すためにもう1台設置すると良いでしょう。例えば、部屋の4隅にカメラを設置してカメラ本体の真下部分を撮影出来るような画角調節をすると、死角を減らすことが出来ます。
カメラの形状に拘ることも、死角を減らすことにおいて重要です。防犯カメラの形状は、大きく分けてバレット型とドーム型の2つがあります。死角を少なくしたいという目的に合った形はドーム型です。製品によっても差が生じますが、ドーム型はカメラの画角が広く、レンズの向きを変えずに広角撮影をしたり、PTZ機能(上下左右に画角を変えることが可能、ズームも出来る機能)がついているものもあります。
また、ドーム型はレンズの向いている方向がわかりにくいので、どこを撮影しているのか判断が難しいです。そのため、犯罪者は自分が撮られているかもしれない、というプレッシャーを受けることになるので犯罪抑制効果もあると言えます。詳しくは弊社の取扱商品一覧のページをご覧ください。国内から国外まで、様々なメーカーのドーム型カメラを揃えております。 取扱商品一覧はこちら
スーパーマーケットではどこに防犯カメラを設置するの?
あなたのお店を思い浮かべてみてください。死角になりやすい場所はどこでしょうか?
一般的なスーパーマーケットで死角になりやすい場所は商品の陳列棚の影ですね。
また、犯罪が起こりやすい場所としてはレジ周辺やバックヤードがあります。要注意人物を検知できるように出入口にも設置するのもおすすめです。セルフレジを導入しているお店ならセルフレジ1台1台を監視出来るシステムがあるといいですね。
しかし、万引きなどの犯罪やその他の迷惑行為の防止のために防犯カメラを大量に設置してしまうと威圧感を与えるお店になってしまいます。お店に来るお客様のほとんどは犯罪者ではありません。画角や設置するカメラの種類を工夫して、適切なカメラ台数で効果的に防犯をしていきましょう。
このようないくつかの条件をクリアして防犯カメラを設置するには、プロに任せましょう。弊社のプロは、あなたのお店の防犯対策をより良いものにしていきます。
こんなところにも!スーパーマーケットでの防犯カメラ活用法
スーパーマーケットに防犯カメラを設置することは、実は防犯以外にも活用できます。
商品管理
万引き被害が減ると、棚卸しをした際にどの商品がどのくらい売れたのかが正確に把握出来るようになります。人気の商品やお客様の購買行動から、在庫や仕入の管理がより効率的になるでしょう。
店舗運営
お店の規模が大きいほど、どこに誰を配置すべきなのか迷ってしまいますよね。フロアマネージャーがフロア全体の様子を把握することで、曜日や時間帯によって変化する混雑具合に合わせて、適切な人員配置を指示することができます。
防犯カメラ設置をお考えならトリニティーへ
弊社で防犯カメラを購入していただくことはもちろん、リースやレンタルでの防犯カメラ導入も可能です。設置工事を検討していただく場合には、様々な導入手段がございます。
ご希望により、工事前に実際の設置デモンストレーションに無料でお伺いすることができます。
また、弊社では消耗品の交換、自然故障による修理、落雷や台風などの自然災害による修理は全て無料で行っておりますので、ご安心ください。
【初期費用0円】業務用レンタル防犯カメラ
弊社では、一般企業、個人事業主、管路組合、公共施設、に限定して「初期費用0円」の業務用レンタル防犯カメラがございます。こちらのプランにはメリットが4つあります。
①契約中のメンテナンスが無料
故障した時の出張修理、消耗品の出張交換、配線の不具合修理、代替機無償提供を無料で行います。
更に、月額550円(税込)で毎日クラウド上で動作状況を確認することができます。
②1台から複数台まで取り付け可能
必要な台数だけ取り付けることができます。③国内、海外のメーカーから選ぶことができる
国内または海外のメーカーからのカメラを多数取り揃えております。用途に合わせて、お好みのカメラをお選びください。④集音マイクの設置も可能です
映像だけでなく、音声の記録も残すことができます。防犯カメラ専門店だから出来ること
経験豊富なスタッフが、お客様とのコミュニケーションや実際の現地調査からプランの最適解を導き出します。防犯カメラの種類、メンテナンス、必要な工事、配置場所などお客様のニーズを的確に把握し、ご希望にぴったりのご提案をさせていただきます
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【動画】防犯カメラ設置の様子
弊社では、防犯カメラの工事がどのように進むか、どんな作業があるのか見てみたいという方に向け、お客様の許可を頂き工事の様子をYouTubeで公開しています。
こちらはスーパーマーケットやコンビニエンストアでの工事ではなく飲食店の事例ですが、店内の景観を損ねないように防犯カメラを設置している工事の様子をご覧頂けます。
他にも店舗での工事や工場での工事等、様々な場所での防犯カメラ設置工事の様子をご紹介していますので、気になる方はこちらからご覧ください。
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